英検面接試験 音読の印象も大事です

大きな声で、元気よく。

当たり前すぎるのですが、一番大切なポイントです。
以下、多くの生徒さんと面接練習をする中で感じたことを記します。

冒頭の音読部分で声を大きく出してハキハキ読むこと。
生徒さんの中で初回の時点で堂々と読む方がたまにいらっしゃり、聞いた瞬間にこの人は相当練習してきて自信がある人だと感じます。
ここで面接全体の印象が決まってしまうと思うほどです。

音読、つまり声に出して文章を読むということは、単語や文の意味を相手に伝えるということです。
発音だけでなくこの3点を意識して、アナウンサーになったつもりで読むと、驚くほど上手に聞こえます。

1. 動詞や意味を持つ単語を強めに読む。前置詞や冠詞は弱く。
2. 意味のまとまりごとに読む。接続詞の前は一呼吸入れる。
3. 程よいペースで読む。読みながら意味を理解しようとしたら遅くなるので要注意。

生徒さんのスコアを見ていると、音読項目で5点中2点がついている方は大体不合格になっています。
人が採点するのですから、公平な採点基準があったとしても、印象力の要素はどうしても出てきてしまいます。
午後になると面接官も疲れることだってあります。

ごく稀にですが、一問一答で面接官にものすごいスピードで質問を読まれて意味を理解できなかったという声も聞いています。
面接官は普通のスピードで読んでいて、生徒さんが理解できなかったという可能性ももちろんありますが…。

だからこそ、大きな声で元気よく。
お互いに、良い気持ちで面接をしてよかったと思える雰囲気を生徒さんにも作っていただけたらと思います。