本日のボランティアガイド活動では、小学生のお子様に日新公いろは歌を紹介しました。
日新公いろは歌とは、島津家中興の祖、島津 忠良が作った薩摩藩の郷中教育の基となる教えの短歌です。
この教えがあったからこそ、薩摩藩から西郷隆盛や大久保利通といった明治維新において重要な役割を果たした人物が出てきたと言われています。
鹿児島中央駅から徒歩5分ほどの場所にある歴史ロード”維新ふるさとの道”に、いろは歌の歌碑があります。
維新ふるさとの道を歩きながら、日新公いろは歌の一部を紹介しました。
に:似たもの同士で楽しく交わるのもいいが、自分よりすぐれている人とも積極的に関わろう。冷静で穏やかな人がいい。
ぬ:盗人は自分の強欲な心。良く聞き、良く見て、情報は選ぼう。
を:よろしくない行動、楽な行動ばかりとっていると、やらなければならないことが嫌になる。
れ:礼儀は自分の心を正すため。人を見下げるのは自分を見下げること。
え:敵味方関係なく戦死者を弔うのは薩摩の教え。
て:敵(ライバル)は憎くても、自分を怠けさせず磨いてくれる人でもある。ライバルこそ自分の師匠、我が身を慎むこと。
ゆ:リーダーになるには思いやりと言葉遣いが大事。
小学生のお子様たちが大きくなったとき、少しでも思い出してもらえたら嬉しいです。