最初は3.14の計算を上手にまとめることは難しい

数学を中学生以降何年も学習し数式を扱い慣れた大人にとっては、3.14の計算をまとめるのは容易いことですが、式に慣れていない小学生のお子様にとっては大変難しいことです。
そこで、初心者、初級、中級、上級と分けてお子様視点で見える世界を書いてみました。


初心者…おうぎ形それぞれの面積を出してから計算しています。具体的な数値を出さないと面積を認識しづらいことが原因です。

初級…大きなおうぎ形、小さなおうぎ形をそれぞれ式で表しています。初級者は一つの図形であれば式で認識することができます。
その後、式をまとめて計算します。

中級…斜線部の面積の求め方を式で表すことができます。頭の中で図形と式が一致している状況です。

上級…図形と求め方の式が一致している状況で、さらに頭の中で式をまとめることができます。

中級→上級に至るには、式を書いたら共通項を確認して、どこをまとめればよかったかを考えて次に活かすことを繰り返します。

※難易度が上がると、複雑な立体図形の体積など、問題によっては形ごとに縦に式を並べた方が分かりやすいこともあります。