先日、やらないことを指示する必要性という記事を書きました。
それについてさらに考えたところ、やるべき内容を最も優先度の高い1つ2つに絞ることで、確実に実行するようになります。
長時間学習している割に成績が伸びない原因の一つに、最も優先すべき学習を避けていることがあります。
例えば、ライティングが苦手で、作文を書く練習をしないと英検合格が厳しい中学生が、文法問題を解いて勉強した状況を”作っている”という状態です。
この場合、確実にライティングを学習してもらうため、宿題を2日に1本の作文提出だけにします。
長文の宿題を出すと、長文をやってライティングをする時間がなかったということになりかねません。
また、毎日にするとしんどくなるので、しんどくならない程度の負荷をかけます。
それでもライティングが難しく手をつけられなさそうであれば、授業内で下書きをする、指定語数150語のところを30語×3つにする、日本語でいいので理由を箇条書きにするなどハードルを下げて取り組める工夫をします。